AW11 MR2 ブレーキマスターシリンダ OH
AW11 MR2 フルブッシュ

フロントロワアームのボールジョイントを新品に交換。
ボールジョイントは、ダストブーツの中がピロボールになっていて、ロワアームとナックルをつなげる部品です。
ガタが出たまま使用していると、ボールジョイントが消耗して外れてしまったり、ジョイントが折れてしまう事もありますので、旧車や競技車両などでは、特に注意して点検します。

ブッシュを交換したフロント側のアームを全て取付けて、規定トルクで締付けます。
F/テンションロッドのナット締付け位置で、左右のホイルベースを調整しますので、左右同じ位置まで締付けて、リフトから降ろした後にホイルベースを微調整します。

リヤサスペンションアームを全て取外して、ノーマルブッシュを抜き取ります。
抜き取った各ブッシュの状態は、フロント側に比べて状態が悪く、ゴムには、亀裂やヒビ割れが発生していました。
AW11は、ミッドシップの後輪駆動なので、リヤの足廻りに負担がかかるようです。

リヤテンションロッドブッシュのロワアーム側は、クスコの強化ゴムブッシュを取付け。
ブッシュ内側のボルトカラーは、酷く錆付いていて、強化ブッシュに入らなくなる程でしたので、新品のボルトカラーに交換して組付けました。

トーコントロールアームは、リヤのトーを調整するためのアームなので、ブッシュの亀裂などでガタついてしまうと、アーム本体が動いてしまい、トーが変化してしまいます。
AW11のトーコントロールアームブッシュは、販売されてなかったので、ワンオフで強化ブッシュを製作して圧入しました。
AW11 MR2 キャリパーOH

ブレーキ廻りを点検。
ブレーキパットの残量は半分程度残ってましたが、ブレーキローターは、爪が引っ掛かる程消耗していて、ブレーキホースには、小さなひび割れが発生している状態です。
ブレーキキャリパーも、しばらくメンテしてない様なので、ブレーキキャリパーのオーバーホールなど、ブレーキ廻りのリフレッシュをするこにしました。

リヤキャリパーとピストンを洗浄して錆をおとし、キャリパーのシールキットを組付けます。
ブレーキのエア抜きをするための、ブリーダプラグにも錆が発生していて、エア抜き用の小さな穴がふさがってましたので、ブリーダプラグ内も洗浄し、エアブローして組付けました。
AW11 MR2 リヤハブベアリング交換

リヤハブベアリングのガタがでていたので、ハブベアリングを交換する事になったのですが、錆がひどくて、ドライブシャフトとハブが固着してしまっている状態でした。
ハンマーで叩いても、スライドハンマーでひっぱっても、びくともしないほど固着してました。