AA63セリカ ステアリングラック&ステアリングシャフト交換
油圧式パワーステアリングは、パワステポンプやパワステホースなどから、パワステフルードが漏れてきてしまいますので、パワステを外して、重ステへ変更する事になりました。
パワステのリザーブタンクからフルードを吸い取ってからタンクを外し、パワステポンプを取り外します。
パワステ用ステアリングラックには、フルードがとおる配管が多数取付いていますので、全ての配管を取外します。
パワステクーラーの配管とホースも不要となるので取外しました。
全ての配管とホースを切り離して、ステアリングラックをメンバーから取外します。
取外したパワステラックとパワステ配管。
エンジン載ったままの作業では、配管を取外す際に、ボディやエンジンに引っ掛かり、簡単には抜き取れませんでしたが、1本づつ知恵の輪のようにすると、うまく取外すことができました。
ステアリングシャフトも重ステ用に交換するので、室内のステアリング廻りをばらして、ライトスイッチを取り外します。
ステアリングシャフトASSYを取外しました。
取外したパワステ用シャフトと重ステ用シャフト。
重ステ用の方が、シャフト先端が長くなっています。
取外したヘッドライトとワイパーのスイッチです。
配線の一部にガタがあるように見えたので、分解して点検してみました。
ヘッドライトスイッチへつながる配線のハンダ付けが剥がれかけていて、少し揺すると剥がれてしまいました。
配線自体も古くガチガチになっていたので、新しい配線を使ってハンダ付けしました。
交換した重ステ用ステアリングシャフトに、キーシリンダーを移植して、ライト・ワイパースイッチを取り付けます。
交換した重ステ用ラックとステアリングシャフトにヨークを取付けて接続します。
パワステラックに比べて、重ステラックのほうが切れ角が増えるため、タイロッドエンド付近にあるストッパーを調整します。
パワステポンプやリザーブタンクを取外しただけで、エンジンルームがだいぶすっきりしました 。