AE86 エンジン3
AE86 4AG リビルトエンジン製作
AE86用のリビルトエンジン製作しました
カムカバーを外すと中はまっ黒に汚れてました
取外したシリンダヘッド
燃焼室は汚れがひどく、インテークポートとエキゾーストポートはオイルでまっ黒な状態でした
ヘッドガスケットは純正品がついてました
ピストンやヘッド燃焼室の汚れ方をみると、一度もバラされてないエンジンのようです
オイルパンを外すとクランクシャフトも汚れてました
各部品を洗浄してクランクシャフトを組付けます
クランクキャップボルトを規定トルクで締め付け
クランクシャフトを手で回し軽く回るかを確認します
ピストンリングを交換して、コンロッドメタルを組付けます
シリンダヘッドガスケットはTRDの0.8mmを使いました
シリンダヘッドを洗浄してバルブのすり合わせをします
バルブとシートリングの当たりを確認
バルブステムシール組付け
バルブ組付け
バルブリフターはSCP10用を使いました
AE86ノーマルリフターの重量が35g
SCP10用のバルブリフターは22g
AE86用と比べると1個あたり13g軽いので16個だと208gの軽量化になります
シリンダヘッド組付け
リビルトエンジンが完成しました
AE86 スロットルボディ加工
AE86はエアバルブの不調でアイドル回転数が下がらなくなったりハンチングをおこしたりします
エアバルブはスロットルボディの下側にビス5本で取付いてます。
スロットルバルブ全閉時には、丸い穴からエアを取り入れ、
中のバルブをとおり、縦長の穴からエンジン側へエアが吸い込まれてアイドリングしてます。
調子の悪いエアバルブは水温が上がっても中のバルブを閉じることができずにエアが流れるのでアイドル回転数が上昇してしまいます。
エアを吸い込む量を制限するための加工をおこないます。
スロットルボディのエア吸入ポートにM12のネジをきります。
ネジ山を貫通させないように注意します
M12のボルトを用意して中心に3.2mmの穴をあけます
加工後のボルト
加工したボルトをスロットルボディに取付け
エアバルブ吸入ポートを狭めることで吸入空気量を制限し
アイドリングを安定させることができます
エアバルブをもとどおりに取り付けます
スロポジを調整して完成です
AE86 N1レース用エンジンO/H
バルブすり合せ
バルブとシートリングの当たりの確認
クランクメタル組付け
クランクシャフト組付け
0.5mm オーバーサイズピストン
コンロッドメタル組付け
ピストン組付け
スターターモーター取付け
コンプレッション測定
AE86 マフラー交換
戸田レーシングのマフラーに交換しました
中間パイプ
中間タイコ部分
テールタイコ部
マフラー出口
交換後 全体
交換完了!!
AE86 トレノ 5バルブエンジン
AE86トレノにAE111の5バルブエンジンを載せました。
ラジエターホースとヒータホースを取付け
車両に取付け
エンジンハーネス その他パーツを取付け
エンジン始動
AE86 4AG 耐久レース用 エンジン
耐久レースでブローしたエンジンを分解してみると、2番ピストンが割れてました。
欠けた部分からトップリングが見える状態でした
ピストンのかけらがスキッシュエリアに挟まりシリンダヘッドが修復できない状態までキズがついてます。
ピストン取外し
AE92後期ピストンが入っていました。
ピストン側面のキズもひどく、シリンダー側にもキズがついてました
耐久レースで使用するエンジンなので、鍛造ピストンを使います。
東名パワードの82mmとAE111のコンロッドの組み合わせ。
東名パワードの鍛造ピストンは圧縮比が高く設定されているようなので、薄いヘッドガスケットやヘッド面研には注意が必要です。
ボーリング後のブロック
ピストンリングの合口隙間を調整しました。
クランクシャフトはダイナミックバランスを調整して
組み付けました。
東名パワードの鍛造ピストンを組み付け。
ピストン頭部がブロック面から上に出ていて、高圧縮なのがよくわかります。
クランクキーが折れるとバルブとピストンがクラッシュしてしまうので念のため新品に交換しました。
ピストントップ部分が燃焼室に干渉する可能性があったので
燃焼室は多めに削りヘッド面研で容積を合わせました。
バルブクリアランスを調整
バルブリフターはSCP10用を使いました。
インジェクターはノーマルですが、レベリング済みです。