EF8 CR-X エンジンオーバーホール
EF8 CR-X B16A
エンジンをオーバーホールすることになりました。
スプールバルブ付近から、エンジンオイルが漏れていて、エンジンブロック側へ垂れてきていました。
カムカバーを開けてみるとヘッドの中はすごく綺麗な状態でした。
エンジンオイルの管理が良かったようです。
取外したシリンダヘッド。
カーボンで黒く汚れていますが、エキゾーストバルブの表面は白っぽく汚れていました。
シリンダブロックには、黒く汚れたピストンが見えます。
オイルパンを取外し。
ストレナーも比較的 綺麗な状態でした。
バッフルプレートを取外すとクランクシャフトが見えます。
クランクシャフトからコンロッドを取外してピストンを抜取ります。
抜取ったピストンは、カーボンで真っ黒になっていました。
クランクシャフトの曲がりを測定します。
シリンダブロックからクランクシャフトを取外したところです。
シリンダブロックの上面を面研して、平坦な状態にしました。
ピストンリング合口のクリアランスを測定して、基準値内に収まるように修正します。
コンロッド小端部にピストンピンを挿入して、スムーズに動くかを確認します。
合口クリアランスを調整したピストンリングを、ピストンへ組付けます。
ピストンとコンロッドを組付け。
クランクシャフト組付け。
戸田レーシングの鍛造ピストンです。
コンロッドボルトを規定トルクで締付けます。
オイルポンプも分解して洗浄します。
バッフルとオイルストレナーを組付け。
オイルパンを組付け。
面研後のシリンダヘッドです。
新品のバルブステムシールを組付けます。
擦り合わせしたバルブを組付け。
シリンダヘッド上面を綺麗に清掃して、シリンダヘッドを載せる準備をします。
シリンダヘッドボルトは新品を使用します。
シリンダヘッドガスケットは戸田レーシングを使用しました。
シリンダヘッド組付け
カムシャフトを組付けて、バルブクリアランスを調整します。
水温センサーは新品に交換しました。
サーモスタットはローテンプ71℃を組付けました。
カムカバー組付け
サージタンクも洗浄します。
サージタンク組付け。
エンジンハーネスやオルタネーターなどを組付けていきます。
フライホイルの取付ボルトは新品を使用しました。
クラッチは新品に交換しました。
車両にエンジンを載せて、各パーツを組付けていきます。
エンジン降ろしたついでに、パワステ高圧ホースを
リビルト品に交換しておきました。
エンジンを始動する前に、パワステフルードのエア抜きを
しておきます。
ラジエターも新品に交換しました。
冷却水のエア抜きを行ってから、キャップをしめて、
水漏れがないかを点検します。
ボルトの締め忘れや、オイル漏れなどがないか、時間をかけて入念に点検します。