ドアの開閉時に、ドアのガタつきが大きかったので、ドアヒンジを分解して修理することにしました。
上下のカラーが磨耗して、ガタが出ていたようです。
カラーを新品に交換して、ボルトナットで固定しました。
車両から取外した細かい部品も、錆の修理を行い塗装します。
フロントガラスモールやクォーターガラスのモールなども
黒で塗装後に、クリヤ塗装で仕上げます。
アウターハンドルなどの樹脂パーツにも同様にクリヤ塗装
を行います。
メンバー・ 牽引フック・ バンパーブラケットも塗装。
ホーシングとフロントショックも塗装しました。
テンションロッドブラケット・フロントスタビ・リヤスタビも塗装しました。
錆が酷く発生していた右のリヤフロアからバックパネル付近です。
錆を削っていくと穴があいてしまいますが、かまわずに
どんどん錆を削り落としていきます。
ボディの各部に発生している錆を削り落として、ボディ全体に錆止め剤を塗布していきます。
全体的に錆が浮き出ていたスペアタイヤハウスです。
錆を削っていくと、数箇所に穴が開いてしまったので、板を
貼り付けて穴を塞ぎました。
ドアモール裏側に発生していた錆は、思った以上に深く侵食
していましたので、錆を削っていくと、複数の小さな穴が
開いてしまいました。
左のフロントフェンダーを外すと見える部分です。
錆を削っていくと、ボディに穴があいてしまいました。
この部分は、ボディ外側よりも、室内側で錆が発生して広がっている事が多いのですが、コンピューターやジャンクションブロックなどが取付いているため、普段は見えにくい場所です。
エンジンルームや室内の錆の修理後には、プラサフを塗装
していきます。
室内もプラサフで塗装。
室内 リヤシートが取付く部分です。
錆で腐食して、大きな穴が開いていたフロアとリヤホイルハウスの付け根部分です。
室内側と外側から板を挟み込むようにして貼り付けました。
右側のリヤホイルハウスとフロアの付け根にできていた穴も
修理してプラサフを塗装します。
スペアタイヤハウスをプラサフ塗装。
錆で腐食して、剥がれてしまっていたリヤフロアの左側です。
錆を除去してから、錆止め剤を塗りこみ、板を貼り付けました。
バックパネルから錆が流れ落ちていて、フロアにも穴があいていた部分です。
この部分にも、板を貼り付けて修理しました。
錆による腐食で、表面が無くなっていた部分です。
プラサフを塗装すると、修理した跡が、ほぼ見えなくなりました。
ブロワモーターなどが取付く部分です。
コーキングの裏側で広がっていた錆を全て修理しました。
運転席の足元付近に広がっていた錆も全て除去して修理しました。
腐っていたバックパネルの付け根も修理してプラサフ塗装。
ボディを回転させて、下廻りの錆を修理していきます。
スペアタイヤハウスは、室内側から修理しましたが、下側からも錆の修理を行いました。
リヤフレームにも、所々に錆が発生していたので、全て除去して錆止め剤を塗布しました。
錆の修理後には、アンダーボディ全体に錆止め剤を塗りこんで、プラサフを塗装しました。
プラサフの次には、ボディ外装と同色の041ホワイトで、
アンダーボディ全体を塗装します。
アンダーボディ全体を塗装。
リヤホイルハウスの内側には、跳ね石防止対策で、チップレジストを塗装しておきました。
アンダーボディ全体を塗り終わったら、エンジンルームや室内なども塗装していきます。
塗りやすい位置にボディを回転させながら、ボディ全体をホワイトで塗装していきます。
ボディ全体へのホワイト塗装が完成しました。
乾くのを待ってから、クリヤを塗装します。
ボディ全体へのクリヤ塗装が完成しました。
色落ちしていた純正ホイルキャップは、塗装すると綺麗に
なりました。
純正アルミホイールも塗装。
サンルーフの裏側です。
錆の修理を行い、ホワイトで塗装して、クリヤ塗装を行いました。
左のドアを塗装。
右のドアを塗装。
クリヤーが乾いてから、コンパウンドで軽く磨きました。
クリヤ塗装まで完成したボディを、カーベキューから外して
馬にセットします。
ボディに付着した細かいホコリなどを取り除いて、コンパウンドで磨いていきます。
付着したホコリの除去を行いながら、塗装の剥がれなどが無いかを、しっかりと点検していきます。
ボディのリヤ側。
ナンバープレートやテールランプが取付く部分です。
今回のレストアでは、テールランプやヘッドライト、ウィンカーなどのレンズ表面を磨いて取り付ける事になりました。
室内の塗装状態も点検します。
アンダーコートを貼ったり、内張りなどを付けていくと、見えなくなってしまいますので、パーツを取り付ける前には、塗装剥がれなどが無いかをしっかりと確認します。
ボディ全体のコンパウンド磨きが終わったところです。
綺麗になったボディにキズをつけない様に注意して、取外した部品を元通りに組付けていきます。
ボディ完成後には、アンダーコートを先に取付けていきます。
室内に取り付けたアンダーコートです。
リヤ側へいく、テールランプやフューエルポンプのハーネスも取付けます。
リヤフロアにもアンダーコートを取付けます。
塗装が終わったリヤハッチを取付け。
ウェザーストリップは、新品を取付けました。
エンジンルームへいく各ハーネスを全てとおしておきます。
コンパウンドで磨いたテールランプを取付け。
ガーニッシュのヒビ割れも、うまく修復でき、202ブラックで塗装して、クリヤ塗装を行いました。
車に積んであったスペアタイヤのホイルです。
塗装するためにタイヤを外しました。
ホイル裏側には大量の錆が浮き出てきていました。
錆を除去して、プラサフを塗装しました。
純正に近い色をふいて、クリヤを塗装しました。
フューエルポンプを取付けるポンプブラケットの配管部分が
酷くサビていて、ガソリン漏れを起こす危険性があったので、ポンプブラケットは新品を使いました。
クラッチマスターシリンダーは、中のフルードが真っ黒に汚れた状態でしたので、車両に組付ける前にオーバーホールしました。
クラッチマスターシリンダーを分解。
洗浄して、オーバーホールキットを組付けます。
ロッドやダストブーツを組付けて完成です。
ミッション側に取付くクラッチレリーズシリンダーも、念のためオーバーホールしました。
分解して洗浄後にリペアキットを組付けます。
クラッチホースは、ゴムがカチカチになっていたので、新品のクラッチホースに交換しました。
ブレーキマスターシリンダー内のブレーキフルードも、結構汚れていましたので、組付ける前にオーバーホールする事にしました。
マスターシリンダーを洗浄して、新品のリペアキットを
組付けます。
ヒーターコアも新品に交換することになったので、ヒーターコアのケースを分解します。
ケースからヒーターコアが取り出せました。
新品ヒーターコアに交換。
エアコンは壊れていて、まったく効かない状態でしたので、レストアついでにエアコンも修理する事となりました。
取外したエバポレターです。
AE86には、エアコンフィルターがありませんので、ブロワファンで吸ったカーペットの埃や、外気から入ってきた枯葉などがエバポレターのフィンに付着してしまい、クーラーの効きが悪化する事がよくあります。
エキスパンションバルブも新品に交換しました。
エバポレターをしっかりと洗浄して、新品エキスパンションバルブを取付けてから、エバポをケースに戻します。
レストア済みのホワイトボディに、ヒーターコアやエバポレターなどの奥の方に取付く部品を順序良く取付けていきます。
アクセルペダルやブレーキペダルなども先に取り付けていきます。
エンジンルーム側には、ブレーキブースターやクラッチマスターシリンダーなどの部品も同時に取り付けていきます。
ステアリングシャフトやメーターASSYを組付けたら、
ダッシュボードを組付けて、ヒーターのコントロールパネルやオーディオなどを元通りに取付けていきます。
メーター内のチェックバルブや照明などが、正常に作動しているかを確認してから、メーターフードを取付けます。
ドアのガラスやレギュレターを取り付けてから、ドア内張りを元通りに取付けます。
ドアのウェザーストリップは、左右とも新品を取付けました。
リヤハッチ廻りの細かいパーツを全て取付けていきます。
クーラーコンデンサーはリビルト品を組付けて、レシーバタンクは新品に交換しました。
メンバーを取付ける前に、エンジンルームに取付く部品をすべて取付けていきます。
メンバーをボディに取付け。
ロワアームやテンションロッドなどを取付けます。
ホーシングやリヤショックなどの、リヤサスペンションを取付け。
フロントのバンパーブラケットを仮止めした状態でフロントバンパーを取付けます。
フロントバンパーやヘッドライトなど、フロント廻りのパーツを取付けていきます。
色あせていたリヤシートの背もたれは、左右とも張り替えて、すごく綺麗になりました。
シート横の剥がれかけていた内張りも、表面の布を張り替えて、綺麗な状態に仕上げることができました。
エンジンは、降ろしたついでに、ノーマルプラスαでオーバーホールしています。
調子の悪かったスターターモーターは、AE92後期のリビルト品に交換しておきました。
画像の上側がAE92後期、下側がAE86ノーマルです。
92後期用は、86に比べ、軽量コンパクトになっていて、
プラネタリギヤ式のリダクションタイプとなっていますので、ハイコンプエンジンでも調子よく回ってくれます。